Tokyo EHON座-座員レポート(中村 由実子さん)-vol.19

今期から参加している中村由実子です。
Tokyo EHON座(以下、EHON座)の大人座員の中では珍しく(?)、「歌もお芝居も未経験」で、ダンスだけはポールダンスなどのステージ経験が少しあるものの、基礎はまったくないという、ちょっと異色の新人です。笑

人前で身体を使って表現する楽しさに、40歳を過ぎてからようやく気づきました。ちょうどその頃、友人が出演していたEHON座の第2期公演を観に行き、「ミュージカルってちょっと苦手かも…」と思っていた自分が、すっかり夢中になっていることに驚きました。

EHON座では、1年以上かけてじっくりと基礎から学べる点や、普段はあまり関わることのない世代の方々と一緒に作品を創っていける点に惹かれ、オーディションを受けました。ありがたいことに、今は毎週、ダンス・歌・お芝居のワークショップに参加させていただいています。

自分の「できなさ」に落ち込むこともありますが、それ以上に、毎回がとても楽しくて、刺激的で、幸せを噛みしめる日々です。

4月13日の稽古レポートです!
この日は、本来なら、みんなが心待ちにしていた第3期公演の台本読み合わせが予定されていたのですが、諸事情により、急遽ダンスのワークショップとなりました。

まずは、リズムやアイソレーション、プリエなど、ダンスの基礎が詰まったいつものウォーミングアップからスタート。
最近は、基本姿勢や意識を置くポイントが少しずつつかめてきたのか、爪先立ちしたときの安定感に成長を感じて、嬉しくなりました。

続いては、王道のジャズナンバーの振付に挑戦!
ジャズ特有の動きが散りばめられた、クールでかっこいい“大人の雰囲気”あふれる振付で、気分はすっかりブロードウェイ♪
今日は45秒間の振付を覚えました。
「たかが45秒、されど45秒」。
わたしの頭はすっかりパンパンになりました(笑)。

最後は、少人数のグループに分かれて踊りました。
他の人のダンスから学んだり、その人らしい魅力やキャラクター、意識の持ち方にときめいたり――幸せな時間でした。

わたしもEHON座を通して、自分の素敵な部分をたくさん発見していきたいです。
そして、わたしらしい「表現のかたち」を見つけたいと思っています。

(文/中村 由実子、編集/Tokyo EHON座事務局、写真/時枝 千晶 @chiakihlc)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.