年齢やプロ・アマチュアの垣根を越え、 誰もが主体的に参加できる舞台をつくりたい。
この思いに共鳴したアマチュア有志と、 プロの演出家・作曲家・俳優らが関係を育み、
2022年5月、東京都杉並区を 拠点とする地域劇団を立ち上げました。
過去2作品(2023年・2024年)は、 絵本の世界観をテーマにした
オリジナルの当て書きミュージカルとして 上演しました。
東宝や元劇団四季などの舞台の プロフェッショナルが、
脚本・演出・作曲・振付・ 舞台監督・照明・音響などを担当します。

ごあいさつ

Message

代表のことば

絵本とEHONのものがたり

時枝 正俊

 かの有名なミュージカル『ウィキッド』は、「悪い魔女は本当に悪い魔女だったのか?」という問いから着想を得た作品です。その発想はとても秀逸で、このミュージカルを観る子どもから大人までが、物事を一つの側面だけで判断しないという「多様性」の大切さを学びます。

「絵本の世界観をミュージカルに」

これは、Tokyo EHON座のコンセプトです。
みんなが大好きな、かわいらしい絵本の世界観に、もっと人生のこと、もっと人間のこと、もっと多様な社会のことを重ねて描いてみたい――。
そんな思いを込めて、「EHON」という表記にしました。

「子どもだけでなく、大人も楽しめるミュージカルをつくること」

それが私たちの一番の目標です。
子どもも大人も、多世代でつくる「ものがたり」に胸を高鳴らせながら、
観てくださる方の心にそっと届く、そんな舞台をこれからも紡いでいきます。

時枝 正俊

時枝正俊(Masatoshi Tokieda) 福岡県出身。日本大学芸術学部演劇学科卒業後、東宝演劇部所属。演出部として、東宝製作の数々の公演に携わる。演出助手としては、『ジョジョの奇妙な冒険』『王様と私』(2024年)、『屋根の上のヴァイオリン弾き』『レ・ミゼラブル』(2021年)等に参加。自身が代表を務めるTokyo EHON 座では、2023年、旗揚げ公演『大丈夫、ジュディ』を上演した。他、伊東弘美コンサートのひとり歌芝居『まどをあける。』の作・演出、『ブロードウェイミュージカルライブ 2nd』の構成・演出、杉並区ミュージカル・プール第4回公演『チクタク村のマドレーヌ』の作・演出等がある。

副代表のことば

絵本とミュージカルと

鳴坂 仁志

 子どもの頃、誰もが一度は絵本の世界に触れ、物語や登場する動物たちに想像をふくらませて、夢中になった記憶があるのではないでしょうか。

Tokyo EHON座は、そんな絵本の世界とミュージカルという舞台芸術を融合させ、子どもも大人も一緒に楽しめる新しい“ものがたり”を届けたいという想いから誕生しました。

ミュージカルは、歌・ダンス・言葉がひとつになって、心に訴えかける総合芸術です。
そこに、絵本ならではの優しさや温かさ、そして時には切なさや問いかけを織り交ぜながら、
観てくださる皆さんの心にそっと寄り添う舞台をお届けしていきたいと思っています。

どうぞ、Tokyo EHON座が紡ぐ“絵本ミュージカル”の世界を、あなたの心で感じてください。
きっと、懐かしくて新しい物語に出会えるはずです。

鳴坂仁志(Hitoshi Narusaka) 東北大学を卒業後、日本HPや日本マイクロソフトなどの主要なIT企業で役員を歴任。2010年以降、六本木男声合唱団や杉並区民オペラなどで国内外の合唱やオペラに参加し、音楽活動を行う。また、杉並区ミュージカル・プールでミュージカルの舞台経験を積み、2022年Tokyo EHON座の立ち上げに参画。Tokyo EHON座旗揚げ公演『大丈夫、ジュディ』では自らも演者として舞台に立つ。近年は、故三遊亭圓窓師匠のもとで「千早亭逢手井」として落語の世界でも活動の幅を広げている。

団体概要

Profile

団体名Tokyo EHON座
設立年月日2022年5月2日
事務局所在地東京都杉並区
代表時枝 正俊
副代表鳴坂 仁志
事務局栗田 由希子
野﨑 尚美
時枝 千晶
監事大部 胡知
活動目的当団体は、東京都の地域劇団として、子どもから大人まで楽しめる「絵本の世界観」を着想としたミュージカルの創作活動を通じて、多世代同士の交流、地域住民との親睦による地域文化への貢献、ミュージカルの公演に必要な技術向上を目指します。
活動内容・舞台公演
・舞台公演に必要な芝居、ダンス、歌唱等の稽古活動
・地域活動や各種イベントへの参加
・その他目的を達成するために必要な活動