Tokyo EHON座-座員レポート(小山るりこさん)-vol.5

初めまして!第1期からTokyo EHON座に参加している小学6年生の小山るりこです。
今回の稽古ブログを担当させていただきます。

私は3年前演劇に出会い、こんなに面白いものがあるんだ、私もやってみたい!と思い、昨年からTokyo EHON座に参加しています。昨年の舞台では、自分の中でダンスの力が足りなかったと思いましたが、歌、演技とともに次の舞台までに全力で稽古に励んでいます。

小山るりこさん(撮影:時枝 千晶)

11/26(日)の稽古では、大人と子どもに分かれて「歌」と「演技」のワークショップを行いました。
私は今回大人チームに参加しました。

「歌」のワークショップでは、ミュージカル曲を題材に、最初のフレーズの子音をはっきりと発音することと、音よりも自分のエネルギーを前に飛ばす、ということを学びました。その後、チームを二つに分け、聞いている方のチームが歌っていたチームに率直な意見を言い、自分の歌をよりよいものにする、ということもしました。また、そのチームの中からさらに2人組になり、向かい合ってエネルギーを相手にぶつける、ということもしました。この曲は、この後の稽古でも使うので、今日学んだことを活かしながら練習していきたいと思います。

子どもの歌のワークショップの様子

後半の演技のワークショップでは、
「何でもバスケット」「1番最初に触った手はどれだ?!」「ジブリッシュ」「歩き」を行いました。

「何でもバスケット」では、「人生の中で経験したこと」をテーマに行われ、イスは色々な方向、位置においてより難しくしました。このゲームを通してみんなの意外な一面を知れたなと思います。

「1番最初に触った手はどれだ?!」では、目を瞑って手を当てるチームと手を差し出すチームに分かれました。
目を瞑っている人たちは差し出された手を触って手を「記憶」します。記憶が終わったら、手を差し出していた人たちをシャッフルして最初に触った人が誰かわからなくします。そしてシャッフルされた人たちから最初に触った手を見つけ出す、と言うゲームです。実際にやってみて感じたことは、やはり人の手にはそれぞれ特徴があるな、ということです。似た特徴を持った人もいて、見つけるのは難しかったですが、見つけると「あ!この人だ!」とピンとくるものがあり、その点では見つけやすかったのかな、と思います。また、手を差し出す側になると、「私だよ!気づいて!」ともどかしいものがあります。このゲームをやってみて、舞台上の相手の表現、または雰囲気を感じ取ることに活用したいな、と思いました。

「ジブリッシュ」では、実際にない言葉である物語を表現する、ということを行いました。
チームを2つに分けて、私たちのチームには、とある探偵をテーマにした作品のお題が出され、そこから犯人を追い詰めて行く設定、配役を決めました。私は探偵役を担当して、他には容疑者3人(真犯人)を決めました。やってみて分かったことはオチを決めていなくても、ある程度の設定が決まっていれば、物語を進めることが出来るということです。私たちは真犯人を突き止めたところまでしか作っていませんでしたが、決まっている設定をブラさずになんとか物語を終わらすことができました。この経験は舞台上で誰かのセリフ、または行動が抜けてしまった時に大切になってくると思います。万が一、そういうことがあった場合はこの経験を活かして積極的に動きたいと思いました。

最後に行った「歩き」では、みんなで横1列に並んで誰かに会いに行く、という感情をもって個人個人、自分の中でイメージする誰かに会いに行く時どんな歩き方、どんな面持ちで歩くのか、ということをしました。
このことは、言葉がなくても感情をお客さんに伝える、ということにつながり、お芝居でとても大切になってくることです。

ジブリッシュの発表シーンの1コマ

私が今回の練習を通して感じたことは、日常のどんなこともお芝居に活かせる、ということです。いつもやっていること、どんな些細なことでもいろいろなことに活かしてどんどん積極的に練習していきたいと思いました。
いつもは子どものチームで練習していましたが、大人のチームでやってみると、子どものチームでやったことがあるものでも違うように感じました。この練習を通し、色々な物事を色々な角度で見て、常に新しい発見、新しい挑戦をしていきたいなと思います。(文/小山 るりこ、撮影/事務局・時枝千晶、編集/事務局)

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