Tokyo EHON座-座員レポート(髙久 靖弘さん)-vol.8
第1回公演から参加しております髙久靖弘と申します。
高校時代の合唱部の演奏会で初めてミュージカルに触れ、そこで出会った高校の先輩(歌の師匠)に憧れ?ミュージカルに関心を持ちました。中学時代に右膝を痛め、激しい運動ができなくなったので、せめて歌だけでもと思い、社会人になってから歌の個別レッスンに通い、自分のライブ等で歌ってきました。表現に物足りなさを感じ、仕事終わりに9カ月間程演技の養成所に通っていたこともあります。
前回公演(Tokyo EHON座-第1回公演)の参加のきっかけは、Tokyo EHON座の講師を務めていた歌の師匠からのお誘いで、10数年ぶりのミュージカルでした。慣れないダンスや芝居、歌に悪戦苦闘しながら、燃え尽きる勢いで頑張りました。終わってみれば燃え尽き症候群にはならず、より良い表現をしたいという渇望も消えず、常々勉強中です。
今日の稽古は、大人、中学生以下、小学校低学年以下に分かれてのワークショップで、内容は、音楽とシアターゲームの二部構成でした。音楽では、ミュージカルで歌うデュエット曲の心得を学び、シアターゲームでは、自分や相手の感情・状況を理解し、参加者全員の協力関係を築くことができるプログラムで有意義なひと時でした。
そして、今日は、Tokyo EHON座の特別講師である武者 真由先生の今期最後の稽古日でした。
武者先生からは、これから本格的に始まる作品稽古に臨む心得をお話してくださり、「稽古を楽しんでください」というメッセージが私にとって大きな励みになりました。
作品稽古で、指摘を受けて思い悩むことがあると思いますが、それを前向きに捉え、稽古の中で、不安や違和感があった場合、講師を頼り、原因を解消して、私が長年追求している「より良い表現」を磨いていけたらと思います。
そして、今後の作品稽古を楽しみに、基礎稽古を積み重ね、努力を続けていきたいです。(文/髙久 靖弘、編集/事務局、撮影/事務局・時枝 千晶)