Tokyo EHON座-座員レポート(杉山里菜さん)-vol.1

初めまして、2期生座員の杉山です。本日の稽古場ブログは私が担当します。

まずは、自己紹介をさせてください。私は、愛知県出身で、昨年上京しました。高校生で演劇と出逢い、青春時代は全て演劇に費やしてきた、根っからの舞台好きです。以前は、名古屋の劇団に所属し東京でも公演をしていたり、大学ではミュージカルを学んでいました。…と言ってもとても不器用なので、自信をもって舞台に立つことができず、いつもコンプレックスを抱えていました。そんな自分から脱却して、素敵な作品を作りたいとEHON座で稽古に励んでいます。

今日の稽古前半は、大人組、子供組に分かれて、歌と演技のワークショップを行いました。(子供組の写真撮れずごめんなさい…)歌は、リズム強化週間ということで、足踏みと手拍子のリズムをずらして、8分音符、3連符、16分音符など、様々なリズムパターンに挑戦しました。今回のミュージカルのオリジナル楽曲、なかなかリズムが難しいのです…!休符やアウフタクト(1拍目より早く入る)など、先生から楽譜で意識すべきポイントの話もあり、集中して取り組みました。頭使いすぎて、「白髪が増えたー」なんて言ってた方も(笑)

また、演技のワークショップでは、①モデルでウォーキング、②グループごとにワンシーンづくり、を行いました。

BGMの音楽とは敢えて違うテンポを体感しながら、ワンエイトでモデルのようにランウェイを歩くというのは難しく、演出からは「手の振り方、動かし方に気をつけて」と指導が入りました。意識一つで変わりますよね。お客様からの見られ方を意識するって大事です。

杉山 里菜さん(撮影: 時枝 千晶)

ワンシーンづくりは、最後のセリフだけ提示され、それまでの設定はグループで決めて自由に演じるという内容でしたが、3グループともほぼエチュード(即興劇)でした。同じセリフで終わる芝居でも、設定が全然違い、面白かったです。このワークには、台本読みのポイントが凝縮されているんですね。それを実感した座員たちでした。

後半は、全員でM1の歌を練習しました。前半のリズムワークで学んだことを活かしながら、細かいリズムや休符を落とさずに感じて歌うということ、さらに歌詞の意味も伝わるよう言葉にも気をつけて歌うということにチャレンジしました。子供たちもみんな真剣な眼差しで楽譜を見て歌っています。

『表現』は一筋縄ではいかないということを毎週噛み締めながら、一人一人がミュージカルとまっすぐ向き合っているEHON座です。プロの先生方からのご指導をどこまで吸収できるのか、個性がどう花開くのか、Tokyo EHON座メンバーの今後の成長にどうぞご期待ください♪(文/杉山里菜、撮影/杉山里菜・時枝千晶)

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